昨日の2本目。妻はその前の週に見て、女性の視点で作られた映画で、今までの表現とは違うと行っていました。また、登場する女性3人の誰がタイプか聞かれました(笑)
私の感想。
まず、小栗旬の太宰治はガタイが良すぎてイメージと合わない。もっと病的に痩せているはずなので、ちょっと違うかなと(まあ無理だけど)。少なくとも結核で酒タバコばかりの体ではない。
あ、だからといって映画の評価を下げる気は無いです。
主役の太宰はどうしようもない男で(人気作家ではあるが)、それなのにモテる。だらしなくても女を引きつける男はよくいる(いた)と思うけど、これはなぜなのか。今でもこういうことは起こるのだろうか、というのが思ったこと。現代はもう少し打算的になっていると思うので、あまり無いのではないかというのが個人的な見解。
3人の女(妻、愛人二人)については、いずれも男をダメにするタイプの女性と見たので、自分的にはないかなと。
悪い方に行く太宰を止めるどころか、さらに悪い方に突き進ませてしまうのは、女の影響もある。ただ、そういう女を引き寄せてしまういやそういう女にしてしまう太宰の負の力なのか。
自分とかけ離れすぎていてよくわからないけど、小説を読んだこともあり、他の解釈も見ている上で、こんな感想を持ちました。考えさせてもらえたので、いい映画だったのでしょう。たしかに女性監督ならではの花など、きれいな表現が随所にされていました。
蛇足になるかもしれないが、怖いと思ったところは、愛人の二階堂ふみが太宰の散らかった家をきれいに片付けたところ。女性ならではのメッセージか???