「砂の器」を観た

今日は続けて古い映画も。中居くん主演だったドラマではなく、昭和49年公開の映画です。

出演者がすごい。丹羽哲郎、加藤剛渥美清島田陽子緒形拳笠智衆森田健作など。

自分も生まれる前の映画なので、みんな若い!

丹羽哲郎、緒形拳に驚き、森田健作の好青年な感じに時の流れを感じた。(この森田健作なら応援するかも)当時の各俳優の立ち位置がわかりませんが、今見るとかなり豪華なキャストです。渥美清をちょい役なんて。

 

そして、2時間半の大作です。映画館で観てたらトイレ我慢できなくなりそうです。。。

小説はかなり前に読んでいて、なんとなくストーリーは覚えていますが、思い出しながら鑑賞。丹羽哲郎がこんなに演技上手いとは知りませんでした。霊界のおじいさんとしか認識していないので。森田健作の爽やかさと泥くささもいい。原作が超大作なのでだいぶ端折ったようですが、本筋は壊していない。(ハンセン病に対する差別とか、訴えたかったはず)文字通り足を使った捜査も、当時の状況が偲ばれます。それにしても、田舎がほんとに田舎で、今こんなとこはほとんどないんだろうなと思います。また、旅をしたくなりました。

 

最後がやや冗長かと思いましたが、それは時代の違いかもしれません。松本清張がこれを観て原作を超えたというのもなんとなくわかる気がします。

あの小説をよくここまで表現したと、ただあの時代だからできたもので、今再現するの環境や機械化、IT化などから難しいだろうなと思います。