伊岡瞬著。デビュー3作目らしく、舞台は2000年代でした。
主観の問題か、他の本よりやや読みにくい印象ではあったが、途中で突然消えた充や穰のことなど美緒の家庭の秘密(トリック)と、丈太郎の過去の悲劇が直接は関係ないけどリンクして、この渦中にいる美緒のストレスは大変なものだと感じました。
このストーリーは、途中で感じる疑問が最後には解消される作りになっているので、それは良かったなと。誘拐のあたりはこんなにうまく行くのかとは思ったけど。
美緒はこのあと割り切って幸せになれるのか、それが1番気になりました(なってほしいという願い的な)