「6人の嘘つきな大学生」を読んだ

浅倉秋成著。映画化されることと浜辺美波が出ると知ったのがきっかけではありますが、、、

とても面白くて文字通り一気読み。昨日の夜中2時まで止まらずに読み切りました。自分にはとても合ってたみたい。テーマ、展開、トリック、伏線回収と興味深く感銘を受けました。映画も楽しみです。

前半と後半の別人のような嶌さんをうまく演じてくれるでしょう。映画も前半は波多野視点、後半は嶌さん視点になるのか、途中のインタビューはどう挟まれるのか、気になります。

波多野の妹も後半のキーパーソンなので、誰が演じるのか、これも気になる。

 

自分が気になったのは答えが仄めかしになっている嶌さんがあの5人の中で誰を好きだったのか、です。

好きな人に投票ということから九賀なんだろうな。態度からは全然わからなかったし、波多野も気づいていないけど、これも叙述トリックなんでしょう。

 

うまく騙されて,最後はみんないい人で終わるという、ミステリーではあまりないよい読後感でした。

 

他の作品も読んでみようと思います。

「2020年の恋人たち」を読んだ

島本理生著。

複雑な環境で育った30代女子の恋愛模様。舞台は2018年。タイトルに騙されて最後に気がついた(笑)コロナ始まらないなーって思ってた俺。

 

さて、主人公の葵はどんだけ色気があるのか、本人にその気がないのにモテまくってる。そして自覚がなく、男を振り回すタチの悪い女。というのが客観的な評価。現実に見たら惚れるのかな,という興味はある。すれてるわけではないので。

それにしても一年の間に言い寄ってくる男が3人。いや声かけるとなると他にもいるか。彼氏がいたのになんなんだろう。そして彼氏(元彼)が引きこもった直接の理由もちょっとなー。母親と距離を置いているけど結局似てるんじゃないかな。こういう人は誰とも結婚は難しいと思った。我慢できないんだろうな。

 

このストーリー映画には合いそうな気はする。最後をどう見せるか、だな。

 

自分の想像では、最後の男ともいずれは別れるんだろうなと思います。

 

 

「4月になれば彼女は」を観た

公開日に鑑賞。イオンシネマのポップコーンサービスがなくなってからは初めてでした。

 

映画の感想は、全体的に良かった。何がすごく良かったかとは言いにくいんだが、バラバラの時期を行ったり来たりしているのに、混乱せずに理解しながら見ることができ、それぞれの登場人物の心理もわかる(共感ではない)のもよかった。

 

長澤まさみがヒロインで、安定の演技。しかしもう36歳だとは。。。設定的には森七菜より年上なのかな。どう見ても上だけど💦

そういう設定なのかもしれないが、感情というか心情がよくわかるし、切ない演技だけでなく、可愛らしい振る舞いも良かった。

 

佐藤健亜人に出てたのか。今回は女子側の目線が多いと感じたので、それを邪魔しない感じに見えました。優柔不断な感じは設定かな。

 

森七菜ももう22歳だけど、顔が幼いからすごく若く見えて、10年後のシーンはさすがに違和感あったな。学生の時はいい感じだったけど。

その父親が竹野内豊というのもまたある意味ショックなわけで。。。頑固おやじというか、いっちゃってる感じの役回りするなんて。出番は少ないけど、キーパーソンになってましたな。10年後はいなかったけど、どうしたのか気になる。

 

最後が先まで大丈夫そうなハッピーエンドだったからか、気持ちが落ちず、いい感じで映画館を後にできました。次は何を観ようか。変な家は先週見逃してテンション下がっちまった。。。

 

 

 

すかいらーくの優待

年明けに売ってしまったので、しばらくもらえなくなってしまいます。せっかく近くにできたのに。

優待拡充はないだろうから、株価がまた下がるようなら買うことにします。

 

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「亜人」を観た

本当は今日公開の変な家を観るつもりだったのだが、家でバタバタしていたら間に合わず😢

 

気を取り直して、浜辺美波が出ていたという亜人Amazonプライムで洗濯。

 

死ぬと復活するという亜人と人間との闘い?格闘シーンが多くて、そればっかになってしまったような印象。そして最後はよくわからん終わり方だった。飽きはしないので、流れは良いんだけど、面白いかと聞かれるとちょっと微妙でした。綾野剛もいい味出してたけど、これじゃない感が強かった。

 

あ、目的の浜辺美波はとても可愛かったので、もっとシーンが欲しかったな。密かに亜人の川栄も若い!

 

 

「Y駅発深夜バス」を読んだ

青木知己著。

紀伊国屋書店オススメ。やはりハズレが少ない!

面白かったです。

やはり表題作が1番かなと思います。章立てして、最後にどんでん返しというパターンが多いけど、それがハマりました。伏線もはりまくってて、それもいい感じ。表題作で言うと、隣人の子供を名残惜しそうに触れる妻を亡くした男の姿が、結末を暗示していたり。

 

最後の話はそれこそ松本清張で似たような内容があった気がするけど、それでも面白かった。

系統的には清張風と言う印象を全作品で受けました。

 

あんまり他に作品を出していないのが残念です。