「罪の声」を観た

昨夜遅くに観てきました。あの入院中に読んだ本です。ストーリーを追いながら、なんかあの時を思い出してしまった。。。入院している母親が、家に帰りたいという言葉が、自分とは重さが違うだろうけど、よくわかりました。

 

さて、小説を読んでいたのであの長編をまとめるのは大変だろうなと思っていましたが、時間をかけて苦労した場面がカット(映画的にはスピーディーでよしなんでしょう)、最後のロンドン行きも唐突過ぎて、やや違和感がありました。そんな中でも、主役2人の旅はいい味出しててよかったです。

星野源は本のイメージにはまっていて、自然に目立たない演技をしていたと思います。小栗旬は、なんでかわかりませんが、阿久津記者には合わないように思いました。演技が不自然なのか、変に目立ちすぎな気がします。この点は自分的にはマイナス評価。

 

ロンドンの後の2人の独白のシーンは、よかったのか。。。あの声の姉弟への償いが欲しかったかな。2人が可哀想すぎて。

 

全体的にはあの長編のエッセンスをコンパクトに2時間半に収めたのは素晴らしいです。たぶん原作読んでない人も、ストーリーに入って行きやすいものと思います。個人的には登場人物が多くて、覚えきれませんでした。いつものことだけど。。。

 

塩田武士原作は、騙し絵の牙も来年公開なので、楽しみに待ちます。大泉洋主演!