「キネマの神様」を観た

久しぶりに映画館で観ました。志村けんが主演の予定だったこの映画、代役が沢田研二というのにも驚き、興味を持ちました。

 

今時あまりいないギャンブル、アルコール依存の老人、若き日は映画監督を目指していた面影は少なくとも最初は感じられなかった。

回想シーンは昭和30年前後かと思ったが、設定からするとゴウは昭和17年生まれだから、40年前後?それだと前回の東京オリンピックの頃になっちゃうけど、ちょっと回想シーンと合わない気がする。その頃を知らないからなんとも言えないが。

 

北川景子が往年の銀幕スタアというのは、非常にはまっていてすごくよかった。現代でどうなっているのかくらいは触れて欲しかったけど、伝説ということなのか。最後のシーンは、きれいではあるものの、色々な意味で怖さを感じさせられた。奪って連れて行くみたいな。想いは明らかにあったからね。

 

菅田将暉はさすがの安定感。現代のゴウと繋がるように感じられた。最近よく観るけど、何の役をやっても合わせられるのがすごい。また観たいと思わせてくれる人です。

 

永野芽郁は、初めて観ましたが、爽やかに演じていて気に入りました(笑)かわいい。元気で明るい役柄が合っているようですが、また違う演技もみてみたい。現代の淑子とはちょっと印象違うかな、とは思ったけど。

 

沢田研二が、こんなにちゃんとした演技できる人だと思わず、ダメ人間なのに好かれるという難しい役を演じきっていて驚きました。それでもどうしても志村で観たかったと思ってしまう。。。

 

個人的には回想シーンの方が、景色とか若さとかを感じ、雰囲気が良くて好きでした。ドライブでエンストした時の北川景子のセリフがよかった。