「スパイの妻」を観た

今日はテレワークで余力があったので、夜のイオンシネマに行って観てきました。

舞台も戦前から戦中で、予告編で主役の2人の演技も良さそうに思っていたので、今日はこれを選択。

今だと、浅田家やみをつくし料理帖、望みあたりが観たいけど、どんどん新しいのが始まるので全部は見切れないかな(笑)

 

さて、スパイの妻について。高橋一生は演技見るの多分初めてでしたが、個性的な顔立ち、雰囲気で、こういう人は役者としていい味出すんだなという感想。同世代かと思ったけど、ちょっと自分より若いことを知り、ややショック。演技は上手いし、役柄か感情を表に出さないところが、雰囲気とも合ってました。岸部一徳に似てるような???

 

蒼井優は、よくニュースでは見るけど、演技は高校教師(二作目の方)以来かもしれません。当時はあまり上手くなく、そんなにかわいくもなくて評価低かったんだけど、一般的に評価が高いのがよくわかりました。美人というよりは、かわいらしい感じですが、セリフも上手いし、派手な演技も不自然すぎない程度にまとまってる。目で気持ちを訴えるシーンが多く、表情と合わせて、当時としては気が強いというか自分をはっきり持っている女性を演じていたと思います。

 

東出もコメントは控えますが、いい味出してました。まさかの不倫か?と思ったけど、違った(笑)

あとは恒松祐里がお手伝いさんで出てたけど、わからなかったのが残念。。。

 

話の内容は、優作(高橋一生)の発想が極端で、あまり感情移入できるものではなかったですが、2人で買い物する束の間の楽しいシーンとか、年末に2人きりで会社で・・・とかは楽しく、忘年会の場面は昔はこんな感じだったのかと興味深く観ました。忘年会の最後にもちと砂糖を社員にお土産で渡して、それをありがたがるというのも時代ですね。

 

そういえば、憲兵の整列とか行進を見て、小学校の体育の授業を思い出しました。あれは軍隊教育から来たものなんだと改めて感じました。今もやってるのかな。子供に聞いてみます。

 

クライマックスは聡子(蒼井優)が壮大に騙される場面だと思いますが、あそこまでやってくれれば、お見事しかいえないよね。戦後再会することができたんだろう、と思ってあげたい。