描写が非常にグロい。そして叙述系のトリック。ハマってしまい久しぶりの一気読み。途中から怪しいと思っていたけど、それでも最後を読むと頭に?がいっぱい。すこし読み返してなるほど、と。
でも43歳がそこまで若く見えるかな、という疑問はある。性的欲求の描写はどう考えても大学生くらいなので、だからこそ騙されたのか。雅子はなぜ子供ばかりを疑ったのかも気になるが、そりゃ夫より子の行動の方が気になるよね。
色々伏線があって、それをだいぶスルーしていたこともよくわかり、気持ちよく騙されたということで、さすがにお薦めの本だなと思いました。
叙述トリックは好きなので、また読みたい。自分としては、初めて読んだ貫井徳郎の「慟哭」を超えるのは未だにないので、味わいたいですな。
そういえば、歌野晶午の「葉桜の季節に〜」もすごかった。。。