「罪の声」塩田武士著を読んだ

これはほぼ全て入院中に読みました。

グリコ森永事件を題材としています。

この時間は私は小学生の頃の話ですが、「かい人二十面相」とか、「どく入りきけん、食べたら死ぬで」の言葉がすごく印象に残っているものの、田舎にいたこともあり、あまり現実のこととは受け止めていなかった気がします。森永エンゼルパイに毒が入れられた、という記憶がなぜか残っています。

 

さて、実話をもとにした話ですが、とにかくよくできている。事実もしっかりと説明しているので、きちんと把握していなかった自分も理解しながら楽しめました。Wikipediaも確認しつつ。

それにしても、同世代の子供が犯罪に利用されていたとは知らなかったし、今更ながら驚きました。こんな時間あったら怖くてお菓子買えないよね。株価操作を狙ったという視点はとても興味深かった。

 

フィクションではあるけど、利用された3人の子供のその後の人生が、また悲しくて、最後はどんでん返しもあり、読んで損はないです。今、妻に貸しました(笑)

 

映画化も予定されており、絶対に観ようと思います。コロナ落ち着かないとそれどころではないでしょうが。。。