「兇人邸の殺人」を読んだ

屍人荘シリーズ第3作。2ヶ月ほど前に買ったのだが、やっと読めた。読み始めたら、あっという間に読了。

1作目が大ヒットして映画化までしているので(浜辺美波)、ハードルが高くなってますが、今作はすごく面白く一気に読める(みたくなる)内容でした。2作目は少し落ちるかなと思った記憶があるので、今回で大きく盛り返したという評価です。

 

推理小説ではあるが、ありえない設定の下、緊迫感が続くので、読むのを止めるタイミングが難しいくらい。相変わらず人が死にすぎだし、残酷だし、というのも変わらないが。しかし、この兇人邸のレイアウトは本当によく考えたものだ。地図見ないと、まったくもってイメージできなかったので、何度も地図を見返しました。葉村、剣崎のコンビは健在で、ただ今回は剣崎が閉じ込められてしまっているので、動きが少ないのが残念。それでも謎を真っ先に解いてしまうあたりはさすがだけど。最後のトリックも一か八かだよなー。

今作を映画にしたら、葉村が主役になってしまうので、ちょっといじるか、剣崎の登場タイミングを増やすかシーンを長くするかの工夫が必要だな、と余計なお世話ですが、思いました。剣崎は自分の中で浜辺美波に変換されるので、登場時間を長くしてほしいという思い(笑)